なんか知らないうちに神田とくっついてました。










もしもの −The end : with Kanda.−










只今、私の部屋に居ます。・・・訂正します。
只今、私と神田の部屋に居ます。

コムイさんがコムリンの5号だか10号だかを造って、また暴走したわけで・・・
ホームは崩壊した。3分の1くらい。

そんで、気を利かせたのか嫌がらせなのか、コムイさんが私と神田の部屋をくっつけたんだったり。
「なんでですか!?」と言えば「いいじゃないか。新婚さんなんだし」と即答された。
反論しようとしたら、「嫌なのかい?」と黒い笑みで笑って・・・!!



こんなんで反論なんかできるわけないじゃない!!



そんなこんなで私と神田の部屋が一緒になったわけです。




「なぁにぃー?神田ぁー」
「ふざけてんのか?」



ったく、短気なんですよ。この人。
すぐ青筋が・・・って言えたらいいんだけどなぁ・・・。



「ふざけてません。スイマセンした・・・」
「フン。」
「で、何?神田」


「・・・お前、いい加減名前で呼べよ」
「誰の事を?」



悪戯心が働いて、ニヤリと笑って言う。
もちろん、誰の事を言ってるのかはわかってる。



神田の眉間に皺がよってきてまたいつものパターン?と思った。
でも、今日は違かったらしく、すぐに皺は伸びて、私のように笑った。



怖い・・・。
冗談じゃなくて本気で。





「そうか。それなら身体に教えてやるよ」





「え・・・?」



?マークを頭に浮かべると神田はフッと笑って私を抱き寄せた。






「身体の方が素直そうだからな」






いつもより低い声で囁かれ、顔がこれ以上ありえないくらい赤くなる。



なんでこんなに神田は色っぽいんだよ!!!



考えてる事はいつもと同じような事だけど。



「何する気ですか?オニイサン」
「真っ赤なのにそんな態度でも怖くねぇ」
「・・・ブー」
・・・、俺を見ろ」



今まで逸らしていた視線を無理矢理 神田の方にさせられる。
神田の眼が私を射抜いた。
ドクン、ドクンと心臓が早くなるのがわかる。
そして私は神田の瞳に吸い込まれるように・・・っておい!

何やってんの私!!

頭の中での必死の抵抗も射抜かれた私には通じなかったようで簡単に唇を盗られてしまった。
最初は軽く触れるだけ。だんだんと深いものになっていく。

神田に答えるように、神田はもっと答えさせるように長く長くキスをした。







「・・・ん、っふ」



ときどき漏れる私の甘い声。
頬は熱くて、唇には全神経が集まってるようだった。
絡み合って絡まりあって、涙が浮かぶ。
生理的な涙なのか、それとも何かあっての涙なのか、今の私には理解できなかった。
神田に侵食されて、神田の事しか頭に浮かばない。

それから自分の力で立てなくなるまで深くキスをした。







「好きだ、





「わ、たしも・・・すき・・・」





息がうまくできなくて、やっと発した言葉。



もしかしたら、私は流されているだけかもしれない。
でも、今の気持ちは本当だと信じたい。






「当たり前だ。で、俺の事は?」






・・・ナルシストですか、コノヤロウ。




「ユ、ウ・・・」




涙目になりながらも睨みを利かせ言った。
神田・・・ユウはさも余裕だという風に笑う。





「その顔もそそるな」





「・・・!?」
「今度はもっと深いとこまでやるか?」








「・・・!ばかんだーーーーーー!!!!







もう無理です。
私、ユウについていけません。
これが歳の差でしょうか?



「その俺を好きなのは誰だよ」



う・・・
痛いところをつかれました。



ぶっすーとした顔でユウを見る。
重い口をいやいや開いて呟いた。
そうしないと何されるかわかんない。










「・・・私、ですけど?」



ユウは小さく笑って耳元で囁く。



「俺も好きだ」



息がかかってくすぐったくて、照れ隠しをしたくて私もフフッと笑った。
そのあとユウが優しくおでこにキスして、ベッドへ・・・って行ってないからっ!



今日のノリなんか嫌だ!?流されまくり!?








立てるようになって、喉が渇いたからお茶を出そうとした。
けど、ユウの手が腰に巻きついて離れない。
どんなに頑張って離そうとしても離してくれないようなので、しょうがなく、ユウの足の間にちょこんと座った。
私はユウに寄りかかって、ユウは私の肩に頭をのせて、そのまま2人でまったりとした時間を過ごした。
あまりの幸せに笑みが零れて止まらない。






「好きよ、ユウ」
「好きだ、






同時だった。
私の声と低いユウの声が重なる。
予想外の事に私とユウは眼を合わせて笑った。






部屋を一緒にしてくれたコムイさんにちょっと、ちょっとだけ感謝かな?























もしも、神田とがくっついたら・・・の話。
ありえない話じゃなくて、ありえる話。

月影様、3113番のキリバンおめでとうございました!
頑張ったつもりなのですが、どうでしょう?(汗
微エロばかりがでばっているような気が・・・。
てか、Dグレ連載のヒロインになってますかね?

少しでも喜んでいただけたら幸いです!

月影様のみ、お持ち帰りOKです。