あぁ、寒い。
おぉ、寒い。










02.お家に突入










「寒いさ〜。」



・・・キャラ変わってますけどいいんですか、さん。



只今の時刻は6時54秒。
お星様がうっすらとキラキラする時間でございます。





「ちくしょー!!こうなったら出てくるまでココに居てやる!!」

「そこにずっと居たら寒いし、風邪ひいちゃうでしょ?」
「そうだろーなー。・・・って誰だよ!あんた!」

「僕は草摩 紫呉。・・・君がくんだよね?」



紫呉がいつの間にかの隣に居た。




いつ現れたんですか!?紫呉さん!!




「何で俺の名前知って・・・!草摩って事はやっぱり居留守使ってたんだなーーー!!??
「あはは〜、ごめんねー」




「・・・あの、紫呉さん。ココだと寒いので中に入った方がいいのでは・・・?」




これまたいつの間にかの隣に居た透が紫呉に言った。






「っうおぃ!!この家の住人は忍者かよ!・・・ん、待てよ。という事は俺も忍者になれんのか!?いやっほーい!!






がガッツポーズをしながら叫んだ。



ツッコミどころが多すぎる・・・。
ひとつずついこう。


うおぃっておい、全然色気ねーな!!
忍者になりたいのか!?
つか、忍者になって何すんの!?
それよりも、叫んじゃいけませんって何回言わせるつもりなの!!




・・・これぐらいですかね?
まだありそうだけど。

お暇な方は突っ込んでみてください。





「いや、透くんも僕も忍者じゃないから・・・。」



紫呉、スパッと笑顔で否定。
透、後ろで苦笑中。



「そんな事より、中に入らないかい?ココじゃ寒いから。」
「おっけー!紫呉さん」



親指を立てながらが言うと、紫呉は微笑んで玄関の扉を開けた。





「あ。」





玄関に入ろうとしたは、何かを思い出したようにクルリと後ろを向いた。
後ろに居るのはもちろん透。



「そういえば、まだ君の名前 聴いてなかったよな?俺、!」
「え!?私、ですか!?」



いきなり聴かれ、慌てて透は聴き返した。
そんな透を見ては笑った。






「ププッ、そうそう君!てか、君以外に居なくない?あー、おっかし!アハハハ!!





笑いすぎだと思うよ。
透が可哀相じゃん。
ほら、顔が真っ赤になっちゃってる!!



「えっあ、本田 透です」
「透、か・・・。これから、よろしくな!!」



がニカッと気持ちがいいぐらいの顔で笑う。



・・・早くも名前、呼び捨てですか!?






「あのぉー、いちゃついてるとこ悪いんだけど早く家の中に入らないかい?」



一部始終見ていた紫呉が苦笑しながら言った。



「はーい。だってさ、透。ココじゃ寒いから早く入ろうぜ?」
「・・・はいっ」



が手を差し出すと透は顔を赤くしながら手を握った。




「(可愛いな〜、透。彼女にしてーなぁ・・・)」





ココだけ読むと完全に透夢ですね!



、女の子の扱いに慣れすぎだと思う!
ときめくから!!






「ただいま〜」
「おっじゃま〜。」



軽いノリで草摩家に入る
玄関で靴を脱ぐと意外や意外。
ちゃんと靴をそろえている。





「うっわ〜」



靴をそろえて玄関を通り過ぎるとは声を上げた。



「どうかしたかい?」



紫呉が親切にの言葉に反応した。






「いやなんか、思ってたよりフツーの家だな〜と思って。





家に入ってきて数分で爆弾発言!



の言葉を聴いて紫呉は苦笑、透はあたふたしている。
爆弾発言をした当の本人は何で2人がそんな行動をとっているのかわからずにいた。





「・・・?いや、だってさこんな美形お兄さんと可愛い女の子が住んでるんだからさ〜もっとお城っぽいもの妄想想像してたからさ。」





ケロッとは言った。
お城って・・・どんだけ金持ちだと思ってたんですか



「そっか〜ごめんね」
「ううん、別にいいよっ」



紫呉に苦笑しながら言われるとはニカッと笑って紫呉に返事をした。






図太すぎだろ・・・!






そして、立ち止まっていたたちはやっと歩き出した。













  




の言葉にはツッコミどころが多いんです。
図太いし。