俺は正真正銘、女の子だ!!

・・・なんか自分で言っといてあれだけど、キモいな〜。










04.自己紹介しましょ










えぇーっと、由希と夾がフリーズしてしまいました。
思考停止?
そんなにが女の子っていうことが衝撃だったのかしら・・・





「何だよ〜2人とも。・・・そっか!自己紹介しないとな!」





サン、話が繋がってないよ。




「俺、 !一応これでも列記とした女です!信じられないなら保険証見るか?
 たまに間違えて女の子から告白されちゃったりします!
 告白されんのは嬉しいんだけど、俺 レズっ気ないからさ〜。断るんだけど断ったときの顔が可哀相で・・・。
 あ、ちなみに彼女居ない歴=年齢ですっ」




グッと親指をたてハイテンションで自己紹介をすます。
てか、彼女じゃなくて彼氏だろ。

・・なんだか、が女の子扱い慣れている理由がわかっちゃった気がする。



由希と夾はあっけにとられたようにきょとんとしていた。
またもや思考停止。




「てなわけでよろしく〜!!」




がニカッと笑って言った。






「あはは、これから楽しくなりそうだね〜」

「はい!よろしくお願いします!さん!!」



紫呉と透はにこやかに笑いながら言った。
紫呉、透、の周りには和やかな雰囲気が漂っている。
取り残された2人は、3人を見ながら仲良く同じ事を思った。





「「(ありえないだろ・・・!!)」」





「そうだ、皆さん!ご飯にしませんか!?」
「・・・そうだね。お腹もすいたし」
「やったー!飯!!」
「っとその前にくんを部屋に案内しないとね〜」
「でしたら、支度をしている間に行って来てください」
「そうするよ。さ、くん。こっちこっち」



夕飯を食べる事に決定
その前には部屋に案内されるらしいです。



紫呉がに向かって手招きした。
は透の傍から離れたくなかったようだが、肩にかけている荷物を部屋に置きたかったので紫呉の方へと向かった。
紫呉について2階へ上がる。




「ココが君の部屋だよ」




そう言われ部屋の中を見てみれば・・・あぁなんという少女趣味。
部屋の中にはすでにピンク色で統一された家具が並んでいた。
ちなみにベッドは天蓋&フリフリつき。
机にはくまちゃんとうさぎちゃんがスタンバイ。

いまどきブリッコでもこんな部屋にはしないだろう。





「!!すげーーーー!!うっわ!超可愛いじゃん!ありがと、紫呉さん!!」





・・・・・・気に入ったみたい。
人間外見じゃワカラナイネ。


は部屋に荷物を置くとフカフカそうなベッドにダイブした。



「うっひゃーーー!すげーー!!」
「気に入ってくれたかい?」
「うん!すっごく!」
「それは良かった。」



二人で笑い合うと下から透の声がした。
夕飯ができたらしい。
が「今行く〜!」と言って部屋から飛び出した。
そんな姿を見て紫呉はやわらかく笑うとの後に階段を下りていった。



それから、透が作った美味しい料理を食べてお風呂に入って有意義な時間を過ごした。



自分の部屋に戻ってくるとは机に向かい、鞄の中から一冊のノートを取り出した。
それは使い込まれて少し汚れた日記帳。

なんとは毎日 日記をつけていたのです!

日記帳を開き、サラサラっと今日あった事を書いていった。
少しその中身を拝借。




『〇月〇日

 今日から草摩家にお世話になることになった!
 草摩家には凄く格好良いお兄さんと凄く可愛い女の子が居る。後はそこそこ格好良い男子。

 この家は暖かくて優しい匂いがする。
 多分、この家だったら楽しくやっていけると思う!
 最初はいらついてたけど、皆 良い人でノリの良い人ばっか!
 来て今日初めてだけど、本当の家族になれる気がした!』















  





可愛い物好きだからといって部屋が少女趣味で良いのか。
格好良いが売りじゃないんですか?(訊くな
日記を書くことから実はマメな事が発覚。