おはようございます、こんにちは、こんばんは、さよーなら・・・っとさよならはしちゃいけねーんだった!
俺に逢えなくて寂しいって泣いてた皆!
くんは帰ってきましたよ〜!!










05.俺の職業










なんてタイトルで格好良い事言っちゃってもの本職は“学生”ですけどね。



さてさて、話を戻してin草摩家。
が草摩家に来てから2日が経とうとしていた。
そして、ある重要な事に気がつく。




「ねぇねぇ、紫呉さん」

「何だい?くん」



「俺ってさ・・・学校行かなくて良いの?」





「・・・・・・・・・あ。」



忘れてたんですね、紫呉さん。



「そ そういえばくん!明日から透くんたちと同じ学校に通ってもらうから!!」



・・・冷汗かきまくりじゃないですか。
そんな“僕はちゃんと考えてたんだよ!”的な事 言われても信用できませんって。


「えぇ〜。俺、学校行きたくないんだけど〜。」



が拗ねた子どものように言った。





「そんな事言わない!君の本職は学生なんだから、(それにピチピチの女子高生に会えるんだから)行きなさい!」





ビシッ!と紫呉に正論を言われ(違う事も混じってたけど)はちぇと言って観念したようだった。





「・・・そだ!ものは頼みなんですが紫呉さん!!」



は何か思いついたらしく紫呉に言った。
あー・・・この顔はなんか企んでる顔ですよ。




「あのさ・・・ごにょごにょ・・・ってのはどうでしょう?」
「うーーーん。いいんじゃない?」
「やったーーーーー!!よしっ!これで俺、学校 行く気になったよ!!ありがと、紫呉さん!」
「いえいえ。くんが行く気になってくれて嬉しいよ」




交渉成立

の“紫呉さん高感度”が10上がった!
紫呉はレベル2に上がった!






「ただいま」



紫呉との会話が一通り終わると夾がタイミングよく帰ってきた。



はい、そこー!タイミングよすぎとか言わなーい!!





「お・か・え・り!夾ちゃーーーーーーん」





帰ってきたばっかりの夾に突進する
発した言葉にはハートマークがついていそうだぞ!?
どうした!!



「っ!?」



さすがの夾も身の危険を感じたのか、それともただの条件反射なのかをサッとよけた。




ズサササァーーーーーー・・・ゴン!




は夾がよけたため止める事が出来ず、そのまま壁に激突した。
というか、顔面スライディング。



「おっと。派手にやったね〜」
「・・・」



夾の後ろであはは〜と笑っている紫呉。


紫呉さん!どこまでのん気なんですか!?


夾は99%の呆れと1%の心配の目を見ていた。





「・・・!」



いきなりガバッとが起き上がる。
何だかゾンビみたいで怖い。



「うー」


「えっ!?おい、大丈夫か!?」



いきなり起きたと思えば涙を浮かべるに本気で慌てながら夾が言った。
慌てながらに近づくと腕を掴まれる。



そして・・・・・・






「俺が泣くとでも思ってんのか!?おい!
 ふざけんなよ?俺がちょっと良い事あってうかれてんのによぉ〜!
 こんな仕打ちがあって良いと思ってんのか?あぁ!?」






はキレた。
自分勝手すぎるぞ!




「・・・(だからあんなに可笑しかったのか・・・)」




納得。

あんな奇妙な行動の裏にはそういう事があったのか。





「何とか言えっつーの!」


「っ!?」





ガッシャーン!!



夾が異変に気づいたときにはすでに足は地面についていなかった。
そう、は夾の事を投げたのだ。

背負い投げ、一本!!




「いっつ!」


「ふん、いい様だぜ。紫呉さん!俺もう寝るから」
「え、まだ6時・・・」




紫呉の言葉も聴かずには2階へと上がっていった。



「言っちゃった・・・。夾くん、そこ直しておいてね」

「はぁ!?何で俺がやらなきゃいけねーんだよ!」

「だってもとは君のせいでしょ?じゃ、よろしく〜」



そう言い残し、紫呉も自分の部屋へといってしまった。





「・・・ったく何なんだよ。いったい・・・」





夾の呟きは誰にも聴かれる事なく、夾しか居ない廊下に響いた。














  





勝手にキレちゃった。
次は学校へ行こう!!編です。(多分